2011年05月31日

イカの雑学

◆イカ(烏賊)
頭足類に分類され、世界には450種、日本近海には30種が生息している。

○イカの祖先
イカの遠い祖先は巻貝。コウイカの甲(石灰質が残っている)やスルメイカの軟甲(石灰質がなく有機質だけ)など、甲はイカが貝であった時の痕跡。

○オームガイ
オームガイが浅い海に進出したのがイカになり、イカの進化の過程でタコが生まれ、アンモナイトもオームガイから枝分かれしたもの。

○イカの心臓
イカには本来の心臓の他に、2つの鰓(えら)心臓がある。エラに血液を急送するための器官。

○イカの血の色
イカの血液は銅タンパク質(ヘモシアニン)を含む青色。ほとんどの脊椎動物の血液は鉄タンパク質(ヘモグロビン、赤)を含んでいる。


☆烏賊の字源
昔、中国ではイカが死んだ振りをして水面に浮かび、ついばもうとやってきたカラスを、触椀を伸ばし水の中に引きずり込んで襲うと言う言い伝えがあった。そこから「烏の賊」の字が当てられた。


☆イカの語源
○「和訓の栞(しおり、江戸時代後期の国語辞書)」に「形、厳めしく、骨も異様」とあるように、厳めしい姿から「いか」と呼ばれる。
○「い」が「白」の意味。「か」が「硬い」意味から。
○タコに比べて良く泳ぐので「いか(行か)」から。


☆モンゴウイカ(紋甲烏賊)
コウイカ科の「カミナリイカ(雷烏賊、雷の鳴る頃に獲れるイカ)」の市場での呼び名の略。背面に眼のような模様が多数あるところから「紋のあるコウイカ」


☆アオリイカ
アオリイカの「アオリ」とは馬具の一種。泥除けのための皮製の用具「障泥、泥障」のこと。このイカの幅広いヒレが「アオリ」に似ているところから。


☆スルメイカ(鯣烏賊)
○墨を吐く群れを意味する「墨群(すみむれ、すみめ)」が変化したもの。
○「鋭群(するどむれ)」や「研理(すりめ)」から。後に、イカの干したものを指すようになり、古くは生のイカも、干したイカも「スルメ」と言い、タコも「スルメ」と言っていた。


☆ダイオウイカ(大王烏賊)
最大の無脊椎動物。深海に棲む。大きいものでは全長が15メートル以上の記録もある。マッコウクジラの好物で、ダイオウイカと争った後の吸盤の後が残っていることがある。

その目は生物の中で最も大きく、直径40p以上ある。


☆トビイカ(飛烏賊)
イカも空を飛ぶ。沖縄辺りに生息するトビイカは驚いたりすると、十数匹の編隊で飛び出してくる。本気を出せば50メートルくらいまで飛べる。

空中飛行するのはトビイカだけではない。アカイカも群れをなして3~5秒、2mの高さを20メートルほど飛んだという目撃情報もある。


☆イカとタコの違い
イカとタコの違いは「足」の本数ではなく、吸盤の形。イカの吸盤は柄のついたライングラス状。タコの吸盤は柄はなく臼の様な形をしている。


☆イカの足
イカの足は「腕(わん)」と言い、第1腕から第4腕と長い触椀を2本ずつ持つ。


☆イカの数え方
イカは「1杯、2杯」と数える。イカが水をすくうのに、いい形をしているところから。


☆海のカメレオン
イカが体の色を変えるのは、色素の詰まった色素胞(赤、黄、茶の三層)を大きく収縮させる変化する。色が変化するのは目からの情報。イカの目は脊椎動物以外で最も発達している。


☆イカ墨とタコ墨
イカもタコも危険からのがれる時に墨を吐くが、イカは体形にそったコロイド状の墨を吐く。タコの墨は煙幕のように拡散する。

イカ墨は粘性が高く、アミノ酸も豊富なところから料理に利用されるが、タコ墨はサラッとしていて食材に絡みにくいし、アミノ酸も少ない。また、タコは捕獲された時に墨を吐き切ってしまう。

イカ墨は昔から薬効があるとされ、漢方にも利用されている。1990年、イカ墨から新しいタイプの「ムコ多糖」が発見された。

ちなみに、ムコ多糖の「ムコ」とは、ラテン語で「動物の粘液」の意味。「多糖」は多くの種類の糖の意味で、決して糖分が多いと言う意味ではない。


☆セピア色
セピアとは、コウイカなどのセピア属のイカやイカスミから作られた有機顔料のこと。本来のセピア色はイカスミの様な黒から黒褐色の色のこと。古くは西洋で筆記用インクとして使われていた。のちに、色あせた感じの薄茶色をセピア色と言うようになった。

☆液晶
イカスミは天然の液晶。液晶とはある方向には規則的で、別の方向には不規則な分子配列を持つ物質のこと。結晶と液体の中間の物質であるところから「液晶」となった。イカの液晶は温度によって色が変わる温度計やアクセサリーに利用されている。


☆カラストンビ
イカの口の呼び名。カラスとトンビのくちばしに似ているところから。


☆イカノボリ
普通「タコ上げ」と言うけど、元はイカだった。関西から「イカノボリ」が江戸に伝わった時「向こう(関西)が「イカ」なら、こっち(江戸)は「タコ」でいいや、足が生えてりゃどちらも同じ」と言うノリで、江戸では「タコ上げ」となったのが、全国に広まった。


☆いかもの食い
「イカ」とは関係ない。食べるには如何なものかと言うようなものを食べることを「如何物食い」と言った。


☆イカの刺身
イカを食べる国は多いが、生、刺し身で食べるのは日本くらい。



如何なものより、イカは生でも、干しても、煮ても、焼いても、てんぷらにしても、何にしてもおいしい!










































ラベル:烏賊 イカ
posted by 松本 亜梨 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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