2011年06月03日

エビの雑学

☆エビ(海老、蝦、蛯、鰕)
エビは元は葡萄のこと。あるいはその色を指す言葉。葡萄の色に似ていることから。現在でも「葡萄色」と書いて「えび色」と読む。

「東雅(とうが)」に「えびはその色の葡萄(えび)に似たるをいひ、俗に海老の字を用いしは、その長髯傴僂(ちょうぜんうる)たるに似たる故也」とある。

長髯(ちょうぜん)は、長いヒゲ。傴僂(うる)とは、昔、背中に虫がいると思われていた「せむし(背骨が弓なりに曲がり前かがみになる病気)」のこと。

ちなみに「東雅」とは、江戸中期(1719年)新井白石による語学書。中国の「爾雅(じが)」に倣って、国語の名詞を50の部門に分け、語源的な解釈したもの。

海老・蛯は大きな歩くタイプ。蝦は小さな泳ぐタイプに使われる漢字。エビやカニの血の色は青。


☆英語
大 lobster
中  prawn
小  shrimp


☆エビ目
カブトエビ、ホウネンエビ、カイエビ、ヨコエビ、シャコ、オキアミ、カブトガニは、姿形が「エビ」と類似しているが、エビ目ではない。


☆アスタキサンチン
エビやカニを茹でると赤くなるのは、殻に赤色系カロテノイド(アスタキサンチン)が含まれているから。

真鯛が赤いのはエビを食べるから。鮭の身が赤いのはオキアミを食べるから。ザリガニもカロテノイドを含んだエサを与えないと青くなり、さらに続けると白くなる。


☆鎌倉エビ
江戸時代、鎌倉で獲れたエビは「伊勢エビ」ではなく「鎌倉エビ」として、江戸でも関西でも人気が高刈ったが、いつの間にか「伊勢エビ」と呼ばれるようになった。


☆大正エビ
中国黄河河口付近の渤海(ぼっかい)湾に生息するエビを、日本ではチンタオエビ、クマエビなどと呼んでいたが、呼び名を統一しようとして、このエビを日本に紹介した水産会社、大正組にちなみ「大正エビ」と名付けられた。


☆ボタンエビ(牡丹海老)
体色が橙赤色に、赤い斑点が見られ、これが名前の由来。


☆甘エビ
ホッコクアカエビのこと。その身の甘さから「甘エビ」の名になった。オスからメスに性転換する。


☆桜エビ
日本の駿河湾でしか取れないエビ。獲れるのは春。富士川の河川敷に干されたエビが、桜のじゅうたんの様な眺めであることから名づけられた。


☆ヒゴロモエビ(緋衣海老、緋衣蝦)
生きている時は緋色。死ぬと葡萄色になるところから、市場では「ブドウエビ」と呼ばれている。


☆クルマエビ(車海老)
体を丸くした時の縞模様が、車の車輪のように見えるところから。


☆芝エビ
武蔵国芝浦(現在の東京都港区)当たりで獲れたエビ。


☆タラバガニ(鱈場えび)
タラバガニはエビの仲間。外見はカニのように足が8本に見えるが、小さな脚が隠れていて5対10本の脚がついている。鱈の漁場と生息域が重なるところから「タラバガニ」と呼ばれる。


☆ホウネンエビ(豊年エビ)
エビの仲間ではない。初夏、水温の高い水田などに出現する「大発生すると豊年になる」と言う言い伝えから。


☆伊勢海老
12pくらいの大きさになるまでに数百回脱皮する。食べられる大きさになるまで5~10年。海底で1列になって行進する。


☆カップヌードル
日清カップヌードルに入っているエビは、インド西海岸の一部の海域だけで獲れる「プーバラン」


☆かっぱえびせん
カルビーのかっぱえびせんのエビは、アカエビ、サルエビ、キシエビ、ホッコクアカエビの4種類。種類を表記せず「えび」と書いてあるのは、時期によって漁獲量が違うことから。


☆シュリンプカクテル(shrimp cocktail)
エビを使った前菜。「cocktail」にはカクテル以外に、オードブルの意味がある。


☆トムヤンクン
世界三大スープの1つ。トムヤムは辛くて酸っぱいスープのこと。クンはエビ。


☆カメルーン
カメルーンの国名は、ポルトガル語の「カムラオン(エビ)」に由来。ウーリー川の河口でエビの大群を見たポルトガル人が命名。


☆偕老同穴(かいろうどうけつ)
カイロウドウケツと言う海綿動物の胃腔(いこう)の中に、オスメス1対のドウケツエビが棲みつき、一生を過ごすことから、夫婦がずっと連れ添うことの例えになっているが、マレに3匹のこともある。

欧米では、偕老同穴を「ビーナスの花籠」と言う。


☆アノマロカリス
カンブリア紀(5~6億年前)に生息していた節足動物の1種。食物連鎖の頂点に君臨していたと思われ、エビの1種とされている。


☆海老で鯛を釣る
中国では「将蝦釣鼈」エビでスッポンを釣ると言う。


☆中国語のエビ
龍蝦  伊勢海老、ロブスター
対蝦  大正エビ、車エビ
青蝦  手長エビ


☆エビの尻尾
冬、風の強い山稜などの意をや樹木に出来る霧氷のこと。形がエビの尻尾に似ていることに由来。

雲の中の非常に小さな水滴が過冷却水滴(0度以下でも凍らない)になって風に飛ばされ、低温の固いものにぶつかると瞬時に凍っていき、次々と凍りつき、風上に向かって成長していく。


















































ラベル: 海老 エビ
posted by 松本 亜梨 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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